木が伐れない樵の業務日誌

新潟県村上市にある民間の林業会社に勤めている30代男が林業についてつらつら書いてます。

本日の1枚

 

 

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とある山持ちおじいさんの現場。

このお方、自分の持ち山を自分でせっせと管理して、きれいな杉林をつくりだしています。重機を2台、トラックを1台所有し長年にわたり搬出まで行ってきました。個人で重機をもっているのも驚きですが、この方、補助金制度をほとんど利用せず管理を行ってきたそうです。もちろん赤字。「こないだ壊れた重機の修理代で今年の材の売り上げがパーだわ」とガハハと笑いながら話してくれました。

 

補助金制度にそった管理ではなく、毎年少しずつ伐るような細やかな管理がしたい。

自分の山は自分で管理がしたい。

 

最終的には利益のためにやっているのだけど、それだけではない何かを感じました。

この方の山は歩いていて気持ちがいい山です。